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「ええ天気やなー」

「そうだな。」

「あ、チョウが飛んでるで!」

「綺麗だね。」

アキラ、自分のこと好き?」

「それはないな。」

「つれへんなあー さっきから全然引っかかってくれへんもん。」

アキラとナナシ、さっきからこの似たような会話の繰り返し。
2人は今、野原に座っている。

「一体君は何がしたい?」

アキラの気いひきたいんや。」

「ふーん…」

「なんやその興味無さ気な相づちー」

「僕の気をひきたいなら、アル君みたいな人じゃないとね。 まず…ナンパをする男に興味は無い。」
(…恋愛自体、興味無い……無かったけど、この人は…)

「アルちゃんみたいな人が好みなんやな! おおきに!」

そしてナナシは去って行った。

「…ありがとう、って、本当に何がしたいんだ、あの人…」
(僕も…何がしたいんだろうね。 あの人のこと、好き、なのに。)



その後、レギンレイヴ城に帰ったアキラは、アルヴィスを観察し続けるナナシを見たとか。

(……さすがにこのままはアル君かわいそうだ…)

「迷惑だぞ」

後ろから13トーテムロッドでナナシの頭を軽くたたく。

「いったー 何すんねん! ってアキラ! もしかして、気い変わったん?」

「そんな訳無いだろ。」
(いつになったら、伝えることができるだろうか。)



―――――――興味無い… 無かった 。






・・ 後書き ・
…は、初、短編でMARです…! そして当サイトのメインキャラから外れてナナシ!←
ヒロインは話のとおり恋愛には全く関心が無いのです。
でもいつの間にかナナシを好きになっていた、
それがまだ言葉で言えるまでは受け入れられていない、という感じ。

(ナナシがちゃんとした関西弁になっているか不安です;;)

ではでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!

2007 / 1 / 4